留学生活雑記−コラム#06:

ミネソタ旅行記 [前編]

2003年3月。願書を出していた大学院のうち一つ、ミネソタ大学から合格通知と共にキャンパスツアーの案内が来ました。当然学期中で、授業もあるのですが、交通費、ホテル、食費を全部出してくれるという折角の機会。ここはひとつ、授業サボってでも参加しようではありませんか!!!


第一章  出発




ポートランド国際空港。昔は日本への直行便があったのに・・・。


 3月6日木曜日、早朝。ポートランド国際空港。約四年前に初めてこの空港を訪れてから、何度目の利用でしょうか。今となってはここも随分と見慣れた感があり、大体どこにどんな店があるのかとか、どこにATMがあるのかなども概ね記憶しています。

 飛行機の搭乗手続きなども慣れたもので、手際よくチェックインを済ませてゲートへと向かいます。セキュリティチェックでは、搭乗券を係員に見せて・・・。

「Cゲートは反対側ですよ」

 「・・・。」普段D/Eゲートを使うことが多かったもので、すっかりいつもの調子で、確認もせずそっちの方向へ進んで来てしまったのですが、どうやら今回のフライトは反対側、Cゲートからの出発のようです・・・。まあ、搭乗まで時間はまだあるし、問題はなかったんですけどね。先が思いやられる旅立ちです。
 



第二章  乗り継ぎ




デンバー空港の謎のオブジェ。この空港、なんか構造が成田空港によく似てる気が。空港なんてどこだって似たようなものだっていえば、まあそうなんでしょうけどね・・・


 最終目的地のミネアポリスまで、ポートランドから直行便もあるのですが、本数が限られており、なによりチケットが高いです。大学院が払ってくれる諸費用合計が$500に制限されている関係で、今回はコロラド州デンバーで乗り継ぎです。

 朝早かったこともあり、ポートランドからデンバーへの機内は爆睡。寝て起きたら到着していたって感じです。で、腕時計を見ると、次の飛行機の出発までまだ2時間ほどあります。ただじっと待っているのも退屈なので、空港内をいろいろ見て回ったり、何か食べ物を買ってみたりして時間をつぶすことに。

 普段オレゴンの生活になれていると、他州へ旅行したときに驚くんですよね。物の値段が表示価格と違うことに。コロラド州はオレゴン州と違って消費税があるようで、書いてある値段よりも実際に払う額がちょっと高いんですよ。こういった州による違いは、アメリカの特徴の一つですね。

 一時間弱で一通り周辺を見て回り、小腹が空いたのでハンバーガーなどを買ってゲートへと向かいます。程なくしてゲートに到着。すると、なんだか係員が自分の名前を呼んでいるではありませんか。そのハンバーガーを食べつつ、何?って感じで聞くと、なんか、もう出発するから早く乗れ!!って急かすんですよ。あれ、まだ一時間あるはずなのに・・・?と疑問に思いながらも搭乗してからふと気づきました。 そういや時差があるんだっけ、と。

 どうやら州による違いは消費税だけではなかったようです。

 何はともあれ、ぎりぎりで飛行機を逃すこともなく乗り継ぎ完了。デンバーを発ってミネアポリスへと飛びます。(遅れてしまった他の搭乗客の皆さんすみません・・・。)
 



第三章  ホテル




キャンパスからすぐのところにある、Days Inn。テレビでは、どこのホテルにもある映画の他に、インターネットやニンテンドー64ができるようになっている。高いので使わず。


 デンバーから約1時間半のフライトで、ミネアポリス国際空港へと到着。ミネソタはまたコロラドから更に一時間の時差があるのですが、もう今度はぬかりありません。空港からシャトルバスを利用してホテルへと向かいます。

 午後7時をまわったころ、無事ホテルへと到着しチェックイン。大学側から聞いていたとおり、ちゃんと自分の名前で予約されていました。カウンターで部屋の鍵と今回のオリエンテーションの予定などの書類一式を受け取り、部屋へと向かいます。

 上の写真がその部屋なんですけど、ご覧の通りベッド二つあります。えーと、これは後から誰か他のオリエンテーション参加者が来るということでしょうか?それは微妙だ・・・。なんて考えているウチに部屋の電話が鳴ります。さては早速同宿の主が現れたか!?

 「Hey、今機械工学科の学生全員に電話してんだけど、なんか食べ物ゲットしに行くかい?」

 予想と違い、夕飯のお誘いの電話です。長旅で非常に疲れてたんでもう寝ようかと思っていたのですが、空腹でもあったし、なにより他の学生と知り合うイイ機会なので、出かけることにしました。じゃあロビーに集合してくれというので、目一杯服を着込んで出発です。てか外、寒そうだ・・・。
 



第四章  街へ




二晩連続で通ったSally's。ちなみにこの写真は後日昼間に撮ったもの。


 部屋で電話を受けてから階下のロビーへと降りていくと、何人かの学生っぽいのが集まっています。けれど、この集まりが本当にソレなのだろうか?そういえばさっき電話してきた人の名前も聞いてないや・・・。

 まあ、機械工学科の人?と聞いてみるとそうだと言うので、結局そこに集まった人で出かけることに。ちなみに、部屋に電話してきたのが、MIT(マサチューセッツ州)から来たアンドリュー。ヨーク大学(カナダ、トロント)のアンディ、シラキュース大学(ニューヨーク州)のイライザ、オハイオ州立大のケイティ、アリゾナ州立大のキース、どっから来たか忘れたエド、それに自分の計七人です。

 で、どこに行くかってことなんですけれど、ホテルの受付の女の子にも聞いて相談。曰く、「Libraryでフリードリンクが・・・」云々とか言っているんですよ。ドリンク、ってこの場合当然アルコールドリンクなんですけれど、それにしても、タダ酒が飲める図書館!!!ミネソタ大学にはどうやら世界最高の図書館があるようです。

 まあ、ただ単に、バーの名前が「The Library」っていうだけのベタな落ちなんですが。ともあれ、The Libraryにはあまり食べ物がないかもー、っていうので、名前を失念してしまったのですがホテルから10ブロックくらいのところにあるバーへ。っていうか自分はフツーに夕飯食べに行くものだとばっかり思っていたら、なんでいつの間にかバーへ行くことに決定してるんだろ?

 で、ホテルのシャトル送迎サービスを利用して、そのナントカってバーへ。そこで、Z Burger、なるBBQソース味のハンバーガーを食べたってことだけは覚えてるんですけどね・・・。アルコールは飲まない派のエド君(この男もフツーに夕飯食べるつもりで来たに相違ない)は水、その他はビール or キャプテンコーク(カクテル。コーラ+ラム?)で乾杯。色んなところから来て初めて会った人々ながら、全員同じ専攻で卒業間近という境遇の一致もあり、まあ、飲み食いしながら何時間か滞在して。

 その後、徒歩でホテルへと戻ったのですが、ホテルの前まで来てアンドリューが一言。

「もう一軒行こうぜ!」

 ここへ来てこのセリフ。さすがはフラタニティー出身だ・・・・。
 

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